怒髪天結成30周年記念日本武道館公演 “ほんと、どうもね。”

 

怒髪天30周年記念の武道館ライブにいってきました。

 

すんごくすんごくすんごく生きてよかったなぁーって気分になりました。

見たか、見てなかったで人生が今後の人生が変わってくるような

そんな公演でした。

 

 

一緒に見に行ってくれたのは、首藤さん。

首藤さんは、私がジャイアンナイトでスタッフしていたときに

お世話になった先輩であり、

一緒に働かなくなってからもずっとお世話になっている人です。

 

今は沖縄に行っちゃって、前のようには会えないのだけど

この怒髪天の公演のためにはるばる東京にやってきました。

 

一年前、この武道館が発表されて

首藤さんが行くって聞いたときに

すぐ私これ見なきゃ後悔するなって思いました。

 

満員の武道館、立ち見の方もたくさんいて。

 

「ド真ん中節」ぐらいから、なんかもう涙腺崩壊して。

 

私にとって、この曲は4年前の自分の背中を押してくれた大切な曲。

 

どうしても今また必要だった曲。

 

4年前、渋公の怒髪天見たときに終わったあと

実家帰って仕事やめるって話して

DRF5(ダイノジロックフェスティバル)がはじまったあの時

 

「音楽が好きだ!でもそうでない仕事についてしまった。

変わるならきっと今だ!お仕事で音楽に関わるんだ!」って思って

仕事を辞めたのはいいものの、どこかの会社にはいるわけでもなく

芸人でもないのに、ダイノジさんについていくと決めた時でした。

 

人生で初めての無職、どこにも所属しない自分になって

生活も不安定なのに自分の好きなことを追いかけていていいのだろうか。

20代も半ばなのに、通用するんだろうか。

 

そんな不安におしつぶされそうになってました。

 

そのうちにイベントで出会う芸人さん、アーティストさん、

見えないところで働くスタッフさんが

来てくれるお客さんの人生を変えるようなステージを

明日もがんばろうと思えるような公演を作るために

命懸けの皆さんを見て、

 

だんだん自分が恥ずかしくなってきました。

 

この先にどんなことが待っているか、わからないけれど

ここにいることに誇りを持てる人間になろう。

皆さんに必要とされる人間になろう。

 

そう強く強く強く思ったのを覚えています。

 

そんな中でみたDRF5の最終日、怒髪天のステージ。

益子さんが「ド真ん中節」の前に言った言葉、

あれが本当に強烈に胸に刺さった。

 

「仕事なんかでつらいことばっかりでしょ。

好きな事をやると怒られる。

今日いるお笑い芸人の人たちなんか特にそうでしょ。

でも、自分の信じた道をいってほしい。

貧乏で清く正しく生きていけるように

自分の信じた道を生きていけるように」って言葉。

 

あの時、それを聞いていた当時の、かけがえのない

私の大切な人たちの表情。

 

私はいつになっても、あの光景を忘れないと思います。

 

当時のレポートが残ってました。

http://drf.laff.jp/blog/2010/02/drf5-2984.html

読んでると、ありありと昨日のことのように思い出しますね。。。。

そんな個人的な思い入れもあって、どうしても見たかったのです。

 

実際、30年の積み上げてきたものというか、

武道館が小さく感じるぐらい、怒髪天のメンバーから出されるぐらいの

人間力、そしてなによりすぐそばにいるような距離感は

おそらく他のアーティストには出せないものだなぁと思いました。

自分の中の血が湧き上がるようなそんな瞬間ばかりでした。

 

最後の最後の益子さんがMCで

 

「みんな武道館やった方がいい! 次は誰がやる?

おれに宣伝させてくれ!! 1年間かけて宣伝させてくれぃ!!!

フラカン?ピーズ?コレクターズ? TOMOVSKY?SAか?!」

 

って言ってて、

 

今日はお花も武道館の入口におききれないぐらいたくさんあったんだけど

 

それを聞いたバンドの人や音楽関係者の人はどんだけ

勇気づけられただろうって思って

 

音楽やっている人だけじゃない

 

見ている人きっとみんなが生きている間に、なにかに夢中になってたいな、

って力が湧いてくる言葉でした。

 

夢を持つだけでもすごいのに、人に夢を持たすってすごいなぁ。

 

ロックミュージシャンのあるべき姿だなぁと

ぐっときてしょうがありませんでした。

 

涙もいっぱいでて汗もいっぱいかいて、MCには笑って

最後最後客電もついて、日本わっしょい!

その時には感動の嵐すぎて、幸せいっぱいになって

いろんなことどうでもよくなるって気分に。

 

私は28歳、もうすぐ29歳。

抱える悩みも多くなっていっているけど、あー、もー本当きついってこともよくあるけど

増子さんに「俺より早く死ぬな、死ぬなら俺の二秒あとだ」と言われたので

明日からもがんばって、生きようと思います。

 

そしてもしそれが

これを読んでくださった方になにかしらよい影響をあたえられたら

 

さいこーです。そう思います。

 

 

 

やるぞ!やったるぞ!やったるんだ!大人はサイコーだ!